底が抜けたかのように現実と妄想の境目が無くなっていく描写怖い…！番外編で完全ギャグの使い方だった大刀の脳内人格がこんな息苦しくて切ない形で出てくるとは…もうあれ笑って読めない。「死ぬわけじゃないし」って逆に死ぬに等しいとわかってるから出てく…

大刀って自分の能力について無自覚ですよね。体の中が将棋だけになる、そんな集中の極限状態に共感できる人はそうそういないだろうに。だけど外野がいくらあなたも特別ですよと言ったって救われないんでしょうね。ラスト、求めるレベルが高いからこその絶望…

意地悪な考えなんだけどこうなると上方くんが負けた時に大刀は何を思うのか知りたくなってしまう。以前出てきた「あんまり強くなられても困る」も本音だろうけど、自分以外の人に負ける、しかも手のひらの上で踊らされて負ける姿は見たくないよねたぶん。 実…

トップの中に放り込まれた場違い感でひとしきり笑わせられた後にアレ？場違いじゃなかった…？と主人公への認識が変えられていくのがゾクゾクします。さらに安河内さんという劇薬によってあらわになっていく大刀の実力や感情…！ 上方くんがこのまま勝ってしま…

「浮かれ具合検討脳内会議」という名前がすでに浮かれてない？案の定「浮かれても…いいんじゃない？」が圧倒的多勢じゃねえかカワイイな！この子永遠にあだ名からピース消えないわ。 上方くんはしばらく手の届かない目標であり続けるのかと思ってたら内面描…

相手を見て思わず笑ってしまう時って親近感や気安さを感じてると思うんです。あなどる場合もあるかも。目の前の神様のギャグってちゃんと笑えるのにそれがいつのまにか大刀の底知れなさに繋がってるからゾワッとする。でもそれがいいんだよ…！ 冒頭のスマー…

※グッと来ると突発的に途中話の感想書くことがあります。 今回は将棋漫画『目の前の神様』の感想です。 将棋漫画は目の前の神様も面白いねえ。同世代の神様みたいなあの子に比べてパッとしない僕、を描くシュールコメディかと思いきや、主人公も十分化物だと…