日々のさわやかサバイバー

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ケモノクニ さらに面白くなってきました

※グッと来ると突発的に途中話の感想書くことがあります。

今回は獣人が支配し人間は奴隷や食料として生きる世界を舞台とした『ケモノクニ』の感想。

 

食糧問題が培養肉で解消されるとしてもその制度の中で生きてきた者は変化を簡単に受け入れられない。ましてや変わった後で自分が弱者となる可能性があれば…という展開が来てゾクゾクしています。
みんな一人一人はいい人なんだよ。だからこそ大きな枠組みに個人の心が変えられていくのが辛い。

 

弱い者もみんな幸せになれる国を作るというのが主人公灰茶の目標だけど、変化でいまの幸せを失う者にどう向き合うのか、どこまで踏み込んで描くのか気になります。
ただ昴の経済的な幸せは彼の精神を犠牲にしているわけで、そもそもそれがいびつで限界があるんですよね。

 

新しい世界が精神を犠牲にしない、弱者として虐げられない世界だと示してあげられればいいんだけど、ここ追求すると地味でむずかしい展開にもなりそうです。
でもだからこそこの作品がどう答えを出していくのかドキドキしつつ楽しみ。

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